農事組合法人きすみの営農について

名称 農事組合法人 きすみの営農
住所 〒675-1344 兵庫県小野市下来住町1867
Tel 0794-63-8454
Fax 0794-70-8565
Mail info@kisumino.jp
資本金 3,906,000円
設立 平成25年1月31日
従業員数 組合員 136名 従業員6名
圃場面積 43ha

地域の概要

きすみの地区は、小野市の南西部に位置し、一級河川加古川右岸に展開する地域です。当地区は下来住町・来住町の2町にまたがり、生活区分は組・最寄りの小割りで9つに分かれます。

県営圃場整備事業(担い手育成型)が平成8年度から施行され、平成13年度で工事が完了しました。水系はため池(男池・女池)からパイプラインで自然落差により給水する方式です。圃場区画は1haを標準とする大区画です。


組織の概要

目的 きすみの地区の農地を守るために、水稲および転作作物による水田の有効利用や加工品の開発等を行い、地域農業の活性化を図り、後継者に夢を与える農業、豊かな村づくりに取り組むことを目的とする。
組織の経緯と規模
平成10年9月26日
きすみの地区営農組合 設立・組合員199戸
平成25年1月31日
法人設立登記時の組合員127名・水田面積57haの内営農管理面積37ha
組織図

活動の内容

平成22年までは、オペレーター部会、加工グループ、花卉部会が事業活動をし、運営管理者は組合長以下6名の代表役員と最寄り運営委員、顧問若干名、および監事2名で構成されていました。
平成23年から運営組織を上図のように変更し、女性参画により組合員にとって開かれた運営管理に努めています。

地域と当営農との絆づくりに当初から希少生物保護用ビオトープ管理や小野市立来住小学校の行事「田んぼの学校」を通しての食育教育支援等にも取り組んでいます。


対外折衝部門 組合長及び副組合長が対応し、当営農が日々望ましい方向に着実に進んでいることを確認できるための統括的管理ができなければなりません。早目のチェックとアクションが必要と感じていますが、他にやるべきことが多く、不十分の状態です。
総務部門 これからの営農組織の体質強化には事務部門が現場部門を支えるために段取りや側面援助することが必要と考えています。作業データの整理と解析を行い、最適な労務管理、コスト管理、品質管理ができるように取組中です。
会計部門 複式簿記による会計処理により、最低でも四半期毎の損益計算をし、予算に対する未達や異常収支による期末決算での目標未達を回避できるようにPDCAサイクルを回す体制を整えていきます。
栽培部門 水稲・小麦・そばからなる3大穀物は水田の大半を利用しての栽培であり、計画的栽培を行い、工程管理を確実に実施できるようにし、収穫の安定だけでなく、品質、環境管理、人材育成の面など多くのことに前進し、農業生産のプロ意識を高める努力が必要だと痛感しています。
加工販売部門 法人化するまでは農産物のみの出荷販売、特にJAや地域内の地産地消でした。これからは県内外にも広く販売し、収益力を強化するために、6次産業化を含む加工販売を行っていきます。
機械施設部門 これまでに必要な機械を多く購入してきましたが、点検整備メンテナンス等の管理面は農機具店任せになっていましたが、今後は機械の更新費や修繕費の圧縮が損益を大きく左右すると考え、機械類を大事に使って、減価償却がゼロになっても使える状態を保つくらいにしなければ黒字体質を維持できないと思われます。

 

2024年度作付計画(単位:a)

ヒノヒカリ 1479.1 山田錦 116.9
はりまもち 290.2 古代米 101.1
常陸秋そば 1534.3 小麦(ふくほのか) 957.6
丹波黒大豆 285.1 丹波黒枝豆 39.2
さつまいも 23.3 キャベツ 68.0
味風花(枝豆) 25.1 いちご 2

今後の課題と取り組みについて

1. 農作物別の採算性向上に向けての経営管理体制の充実化
→ 小麦・そば・黒大豆について収穫量の安定化とコスト削減対策
2. 確保した第2倉庫用地の有効活用による、収益拡大中期計画の立案
→ 機械倉庫と農産物の貯蔵出荷場兼加工場としての整備計画推進