きすみの古代米
古代米は、昔の米(稲)の品種が持っていた特徴を今も色濃く残す米で、玄米の色の違いから赤米、黒米といった種類があるだけでなく、稲穂が鮮やかな紅のもの、葉が小さいころから紫のもの等、様々あります。そして、神社に奉納するお米(神撰米)として現在に受け継がれてきた文化財といった側面もあります。
私たちは、日本三景の一つ天橋立がある丹後一ノ宮で元伊勢籠神社田造長をされていた香山幸生さんから、「十種之神丹穂(とくさのかんにほ)」として作られていた古代米の栽培の承継を受けました。
私たちは、その古代米の魅力を、「古代米の美・食・景を楽しむ」として発信しています。その古代米ブランドが「神穂虹彩-かみほこうさい-」です。
※神穂虹彩(かみほこうさい)は登録商標です。
古代米に取り組んだ理由
2018年、きすみのにある、関西最後の秘湯と言われた「
鍬渓(くわたに)温泉」が、地元住民や愛好家らの声を受け、小野市が鍬渓温泉を復活することになりました。
きすみのの土地は、応神天皇の時代、有力者だった黒田別(くりだわけ)がこの土地の様子を『箱の中にきれいな布を敷き詰めたように美しい土地』と評された土地です。
鍬渓温泉前の田んぼできれいな布のような古代米の景色を、温泉内で古代米の稲穂の美、また、古代米の食を楽しんでもらおうと思ったのです。
古代米の美・食・景を楽しむ
古代米稲穂の彩(いろどり)また籾(もみ)の大小を活かしたドライフラワー飾り「神穂虹彩-かみほこうさい-」、これがきすみの古代米の原点です。
天に向く、真っ直ぐな穂は未来への力、たわやかな垂れ穂は祝福の象徴です。玄関や床に縁起物として、お飾り下さい。色止めしておりますので、次の実りの秋まで長くお楽しみ頂けます。
古代米は、現在のお米に比べて、たんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富でダイエット効果やアンチエイジングにも期待できます。これらの有効成分は玄米の表層に含まれていますので、玄米で食すのがおすすめと言えます。
普通のお米1合に対して大さじ1杯の古代米を加えて炊いていただければ、紫や薄いピンクの古代米ごはんの出来上がりです。
種類 |
特長 |
栄養 |
赤米 |
お赤飯のルーツとも言われています。 |
ポリフェノールの一種(タンニン)が含まれており、高血圧の低下など薬理効果も期待されています。 |
黒米 |
おはぎのルーツとも言われています。 |
貯蔵や保存性が高く、ポリフェノールの一種(アントシアニン)が含まれています。アントシアニンには肝機能や視力の増強・動脈硬化を予防する働き・老化防止や発ガン抑制にも効果があると言われています。 |
9月上旬が見頃です。まぶしい太陽、夏空、強い風が似合います。