きすみのとそばの出会い

そばとの出会い

「自分たちで打ったそばがおいしかった。きすみのの特産にしたらいいのに」
2002年、休耕田を利用しそばを育て、来住(きし)小学校の収穫祭でそばを振る舞ったところ、児童からでた何気ない言葉が大人たちの心を大きく動かしました。
営農組合でそばの栽培を本格化させていくことを決めました。
はじめは有志を募りそば打ちを学び、三世代交流・市や県のイベントに参加し、そばを振る舞うことで地域に還元していきました。

ぷらっときすみの誕生

ぷらっときすみの(外観)

当初「きすみの地区営農組合加工部」として活動していましたが、2004年小野市が市政50周年事業とJR加古川線の電化に伴う駅の建て替え事業が決定。
最寄りのJR小野町駅にそばと中心とした地域の食文化の拠点と地元特産品販売所を作りたいとの要望を受け入れてもらい、2004年12月「ぷらっときすみの」をオープン、2006年営農組合から独立、NPO法人「ぷらっときすみの」が設立しました。

地産地消へ

地産地消へ

そば栽培は天候に左右されることが多く、異常気象の中でも安定供給出来るように栽培方法を確立していきました。
きすみの営農で収穫したそばを使い、製粉所にて製粉後ぷらっときすみのでそばとして提供するスタイルで、「駅そばでここまで本格的なそばが食べられるなんて」と好評になり、テレビや雑誌の取材を受けるようになりました。

六次産業化への一歩

そば施設

そば栽培だけでなくそば粉までを生産、そば打ちまでの全ての工程を自分たちで行い、挽きたての新鮮なそば粉を使ってもらいたいとの思いとの思いから、2020年12月そば製粉加工施設を設立しました。
収穫したそばの実を保冷庫にて保管、出荷の都度石臼にて時間をかけてそば粉にしていきます。
風味豊かなそば粉を準備出来るようになりました。

新たな加工品の開発

加工品

自分たちでそば粉を準備出来るようになったので、ぷらっときすみのの贈答用乾そばに加え、きすみの営農オリジナルの乾そばも開発しました。
手書きのイラスト入り、太麺と限定生産の細麺の2種類を用意し、気軽にきすみののそばを食べる事が出来るとあり大変好評です。
ふるさと納税の返礼品としても人気の商品となっています。

変わらぬ景色を大切に

変わらぬ景色

毎年9〜10月ごろ、あちらこちらにたくさんのそばの花が咲きます。
ここ数年SNSで話題となり、その時期には写真を撮ろうと大勢の方がきすみのの地を訪れるのが恒例になっています。
小さく可憐なそばの花、そしてそこから生まれるそばの実。
見て楽しむ、食べて楽しむ。
小野市の中でも小さな地域だけれど、地域の方々の盛り上げようとする力でたくさんの笑顔が生まれています。
これからもこの景色を守っていきたいと思います。

 

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